公開観測記録
記録#0067:洞爺湖水温逆転現象に関する長期観測データ
作成日:2015年9月22日 | 担当研究員:東堂 未来 | 分類:水文学・異常気象

1. 概要

洞爺湖(北海道)における水温の長期観測データを報告する。2013年より開始した水温モニタリングにおいて、通常の季節変動パターンとは異なる「水温逆転現象」が複数回確認された。

2. 観測データ

以下は観測地点A(湖心部、深度10m)における月間平均水温の推移である。

年月 表層(℃) 深度5m(℃) 深度10m(℃) 深度20m(℃) 備考
2013-012.13.54.04.2
2013-021.83.23.84.1
2013-033.53.84.04.1
2013-046.25.04.54.2
2013-0510.57.25.84.5
2013-0614.810.17.25.0
2013-0718.213.59.85.8
2013-0820.115.211.06.2
2013-0917.514.010.56.5
2013-1012.811.59.26.8
2013-117.58.07.56.5
2013-123.84.55.05.2
2014-012.03.43.94.1
2014-0615.010.37.55.1
2014-123.54.34.85.0
2015-011.93.33.84.0
2015-0614.510.07.04.8
2015-123.24.14.64.9
2016-0615.210.57.35.2
2016-123.04.04.54.8
2017-0614.810.27.15.0
2017-123.34.24.75.0
2018-012.23.54.04.2
2018-0615.110.47.45.1
2018-12-273.15-273.15-273.15-273.15異常値
2019-012.03.33.84.0

3. 考察

2018年12月の全観測深度における「-273.15℃」の記録は、物理的にあり得ない数値であり、計測器の故障が疑われる。しかしながら、同時期の他の計測器(気温計、気圧計等)には異常は認められず、水温計のみが絶対零度を記録した原因は不明である。

なお、当該月の水温計は事後検査において正常動作が確認されており、記録の改ざんも認められなかった。本データは現在も分析中である。

4. 補足

本記録に関する追加調査は、機構の活動停止に伴い中断されています。

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